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(*1) キュウリの台木には、「鉄かぶと」を使用した。 穂木は、「美貴緑」 である。
(*2) 「大学農園 / 接ぎ木(きゅうり断根挿し接ぎ トマト割り接ぎ)」では、動画によって接ぎ木の方法が紹介されている。
(*3) 台木であるカボチャを、根から切り離して接ぎ木している。 この方法での接ぎ木の成功率は、8割以上である。 慣れれば、もっと良い成績を上げられるに違いない。 断根しないで、台木に根がある方が、接ぎ木の成長が良いように思われる。 しかし、試してみると、その場合には穂木の癒合が芳しくなかった。 萎れていた穂木が、いつまで経っても、元気になってこない。 いつの間にか、穂木が枯れてしまっている。 接ぎ木の成功率は、接ぎ木技術の優劣を含めて、並みのプロ野球選手の打率程度である。 これでは、根がある状態での接ぎ木法は、採用できない。 断根接ぎ木と有根接ぎ木に、これほどの差があるのは、驚き以外の何ものでもない。 しかも、好ましいと考えられる有根の接ぎ木の方が、案に相違して、上手くゆかないようだ。 予想外であった。 要因を推測してみよう。 断根することによって、発根を促す「生理活性物質」が、台木細胞中に作られる。 その「生理活性物質」が、穂木との癒合に必要なカルスの発生にも、寄与する。 その結果として、穂木が台木に、速やかに、癒合することになると・・・。